みなさんこんにちは。
エルです。
今回は不妊治療について書いていきたいと思います。
非常に長くなるので記事をいくつかに分けて書きたいと思います。
初めての新鮮胚移植は失敗に終わり、その後は子宮を休めるために移植はお休みとなりました。
そこで子宮の内部にポリープや炎症がないかを調べる子宮鏡検査も行い、次の移植に向けて万全の体制を整えました。
妊娠率の高い胚盤胞を移植させるためにサプリを摂取
新鮮胚移植は陰性でしたが、そのときに医師から良い知らせとして、胚盤胞が3つできたことを告げられました。
採卵した卵子を授精させ、胚盤胞になる確率は1/3と言われますが、私の場合は3/9だったので言われた通りの結果です。
しかし採卵があまりにも大がかりなのでたくさん胚盤胞になってくれるに越したことはないので、少しこの結果は残念でもありました。
が、贅沢は言ってられません。
残る3つの胚盤胞でなんとか妊娠に繋げたい…私の身体のコンディションも整えてばっちりにしなければ!
ということで、移植に向けてサプリを飲むことにしました。
■飲んでいたサプリ
ビタミンD:ビタミン欠乏のため常飲していました。ビタミンDの不足は不妊の原因だということが証明されているので、もしビタミンD欠乏だと診断された場合は絶対に飲んだほうがいいでしょう。
ラクトフェリン:子宮内フローラを改善する可能性があるため、摂取することで妊娠に繋がる可能性があります。私は検査をしていませんでしたが飲んでみました。
葉酸:妊娠する前から飲むべきだと言われていたため飲みました。不妊が改善されるわけではないですが、赤ちゃんの栄養として摂取しました。
不妊治療をするにあたり基本のサプリだと思います。
とにかく何もせずに移植を待つことだけはしたくなかったので、サプリはいろいろ調べていました。
多すぎるのも続かないので、絶対に必要だと思われるものを厳選しました。
こうして移植に備えました。
まずは一番妊娠率の高いグレードの胚盤胞を移植
移植をするにあたりどの胚盤胞を移植するか医師と相談しました。
まずはやはり一番高いグレードを移植するべきだろうと思い、4ABの胚盤胞を選択しました。
■胚盤胞のグレードの見方
胚盤胞のグレードについてです。
今回移植する私の4ABで見ていきます。
胚盤胞は以下がおおむねどのクリニックでも共通したグレードのつけ方です。
【発育段階】
グレードの数字の部分です。
私の場合は4です。
初期胚盤胞:1~3
拡張胚盤胞:4
孵化中胚盤胞:5
孵化後胚盤胞:6
胚盤胞の発育段階は1~6の数字で表現されます。
今回移植するのは拡張胚盤胞になります。
【内細胞塊(ICM)】
赤ちゃんになる部分です。
A、B、Cの3段階で評価され、Aが最も良好と評価されたものです。
私の場合はAでした。
【栄養外胚葉(TE)】
胎盤になる部分で、A、B、Cの3段階で評価され、Aが最も良好と評価されたものです。
私の場合はBです
クリニックによっては、発育段階はさほど重要ではなく、アルファベット部分が大事だというところもあります。
また、胚盤胞を凍結させたときと、解凍させたときで成長具合が変わることもあります。
今回は4ABなので私的にはかなり良い胚盤胞だと自負がありました。
ついに凍結胚盤胞を移植!妊娠するために必要なこととは…
凍結胚盤胞で一番緊張する部分は、解凍がうまくいったかどうかではないでしょうか。
解凍は移植の前日から行われますが、うまくいかないこともあります。
解凍のダメージで細胞が変性したり萎縮したり破裂したり…様々なことが想定されます。
ここは患者の身としては何もできない部分であるため、ただ祈ることしかできません。
移植は新鮮胚移植と同様の手順です。
カテーテルで子宮の良い場所に胚盤胞を置きます。
その後は普通の生活です。
しかし普通の生活をするにも緊張します。
まさに体内で赤ちゃんができるかできないかという作業が行われているのです。
少しでも身体のためになることを…と思っていろいろ検索してしまいます。
そして寝不足に…。
悪循環ですよね。
やはり一番はストレスをためない、リラックスした状態が良いのですが…。
胚盤胞は移植後1日くらいで着床します。なので子宮の中ではかなり早く決着がつきます。
そして移植してから一週間後が判定日です。
移植後から妊娠検査薬でフライング三昧の日々
判定日を迎える前から陰性だと分かっていました。
妊娠検査薬でフライングをしていたからです。
私は根っからのフライング魔です。
妊活を始めてからずーーーーーっと妊娠検査薬が手放せずにいます。
日本の検査薬は高いため、海外の検査薬を大量に購入していました。
【安い妊娠検査薬を手に入れる方法】
海外の妊娠検査薬は大容量で安価です。
ただし海外から輸入という形になるので、そういったサイトに抵抗のない方にはおすすめです。
WISH:アプリから購入できます。だいたい到着まで半月~1か月ほどかかります。
アリエクスプレス:アプリから購入できます。だいたい到着まで半月ほどかかります。
どちらも検査薬の相場はそのときのショップが出している価格になりますが、アリエクスプレスのほうが安かったと思います。
また、到着もアリエクスプレスのほうが早いし、決済もPayPayでできるのでカードを登録せずに購入できるのでおすすめです。
どちらも到着に多少の時間がかかるため早めに注文することをおすすめします。
ということで、大量に検査薬を購入した私は移植して翌日から検査していました。
移植して翌日ということは、だいたい高温期6日目あたりです。
たぶん普通に陰性なのですが、たくさん検査薬があったのでその名の通り無駄に使っていました。
そしてそれから毎日検査をするも…いっこうに陽性にならず。
ついに判定日を迎えてしまいました。
判定日はもちろん陰性…妊娠しない原因は医師でもはっきりとは言えないのが現実
検査薬でも出ていた通り、あっさり陰性でした。
血液検査なのでまったく妊娠ホルモンのhcgが出ていないことが分かります。
医師はすごく時間をかけて説明してくれました。
要約すると以下です。
・今回の胚盤胞なら65%の妊娠率、着床だけなら80%はあったが、それでも着床すらしないということは、やはり子宮にも問題はあるかもしれない
・子宮の検査はERA検査があるけど、お金も時間もかかるので残りの2つの胚盤胞を移植することをすすめたい
・ホルモン補充周期よりも自然周期が合うという人もいるので、今回はホルモン補充周期で行ったが次は自然周期にしてみたい
・3回目の移植までは妊娠率は変わらないけど、4回目からは大きく落ちる統計が出ている。それでも絶対妊娠しないということではないし、妊娠している人もいるけど原因不明で妊娠しない人も一定数いる
・妊娠しない人には介入方法を検討する
・受精卵拒否反応の検査、血液の凝固反応検査など、異常が見つかったら薬を使って治療する
・ERA検査は有効だが、他の菌系の検査は現在の段階ではおすすめしない
・次妊娠しなければ、妊娠まで1年かかるとみたほうがいい
体外受精は同じ手法を何度も行わないのが前提のため、移植なら次回は自然周期でしょう。
また、検査は時間がかかりすぎるので今はやりたくないと思っていたので、医師の意見に全面的に賛成です。
早いもので胚盤胞はあと2つしか残っていません。
次失敗したら採卵も視野にいれないといけません。
残っている胚盤胞の妊娠率は60%と45%です。
できれば第二子まで…とおもっていたけど、この状況では第一子だけでも難しいと思いました。
やはり採卵は今後もう一度やることになるかもしれません。
とにかく連続の陰性はかなりの心のダメージでした。
「若いうちに体外受精にステップアップして良かったと思う」
と医師に言われましたが、私も本当にそう思いました。
とはいえ、何も成果は出ていませんが…。
それに私はそんなに若くはないし、時間だって妊活からもう1年半以上経とうとしています。
これでさらに妊娠に1年以上も時間がかかるとなると…。
いえ、ここはもう1年以上かかって妊娠できるならいいほうなのかもしれませんね。
最悪もう妊娠できないかもしれない、という考えが脳裏をよぎりました。
院長先生は今回も、
「次こそ妊娠しましょう」
と言ってくれました。